2020-01-01から1年間の記事一覧
西東京市で進行中の2世帯住宅の現場は、年末まで大忙し。大工さんの仕事も佳境に入っています。 夜の現場、と言っても夕方の時間帯ですが、冬の早い日の入りで、照明をつけながらの作業になります。 屋根が複雑に入り組むカタチ。設計も大変だったけれども…
「わらびの家」は、クリスマスに縁のある家でした。 家のプランを最初にプレゼンテーションしたのはクリスマス。 クリスマスプレゼントのよう、と言っていただいたのが懐かしく思い出されます。 そして、設計が終わり、工務店との工事契約もクリスマスでした…
今日は荻窪のM邸へ。 ぼくが村田先生のもとで担当した住宅で、できあがってから20年近くになります。 師の亡き後、この住宅のメンテナンスは僕が担当しています。 今回は、西日の強い窓の遮熱を考慮したカーテン類の打ち合わせでした。 このようにして時…
今年は、なるべく外出や遠出を控えるべき冬になりそうです。 ぼくの日常もひきつづき、現場に行く以外はアトリエにいる時間が長くなりそうです。 でもそんなふうに過ごしていると、例年以上に木々の変化も新鮮に感じます。 自由が丘のアトリエの玄関前。 前…
「大磯の家」ができあがり、お引渡しとなりました。この日は朝から小雨で、家の背後の地山は雨に煙っていました。 東京から離れ、このように山が身近に見える環境は、その日その時に一期一会の風景の見え方があります。 端的に言えば、この家の設計は「一期…
紅茶のブレンダーとして著名なOさんの仕事場。 ちいさな室内には、仄明るい光が漂います。 その空間のなかで紅茶をブレンドし、新しい風味を生み出していく。 粛々としたそんな時間を想像すると、真摯に紅茶に向き合う姿がイメージされます。 Oさんがインス…
進行しているいくつかの現場で、外壁の色をどうするか打合せをしています。 色だけでなく、素材もいろいろです。 左官塗、吹付、金属板などなど。 多くの場合で話題に上がるのが、経年でみすぼらしくなっていかないこと、メンテナンスが大変でないことです。…
「経堂の家」の現場では、空間のかたちが徐々に現れてきました。 上の写真はダイニングスペース。L型の木製コーナーウィンドウに囲まれて気持ちの良い場所になりそうです。 その外側には、天窓のある広いスペースがあって、そこから屋根付きの通路がずっとつ…
現場の話が続きます。今回は「大磯の家」。 大工さんの作業も大詰めを迎えています。 本丸ともいうべき、和室の造作がほぼできあがりました。 杉の磨き丸太に、フスマや障子の枠が別方向から絡んでくる納まり。 図面で描くとあっさりしたものですが、実際に…
西東京の現場が上棟しました。敷地の状況によりクレーンが使えず、冷たい雨の降る中、人力で1本1本 材木を荷揚げしながらの棟上げ作業になりました。 しかも、登り梁という斜めの構造材が多く、骨組みを組み上げていく作業も難航しますが、無事に組みあが…
川口市に建つM's ark のキッチン。工業系の地域にあり、周囲環境は雑然とした雰囲気の界隈です。 そんな環境から距離を置き、静かな雰囲気の空間になることを求めてインテリアをデザインしました。 キッチンには窓があり、そこには障子がはめられています。 …
住宅の設計が始まると、いくつもの模型を作りながら、あれこれとカタチを考えます。 屋根のかけ方や傾きが変わるだけでも、まったく違う雰囲気になるから不思議なものです。 模型用の白い厚紙を使って作るのですが、白いシンプルな表情を思い浮かべているわ…
大磯の現場では大工さんの仕事が佳境を迎えています。 木で作る窓枠や家具が多いのも、この家の特徴。それを実現するためには事前の入念な設計検討と、工事にあたっての調整や打ち合わせが欠かせません。 工事監督さん、大工さん、建具屋さん、板金屋さんと…
ニューヨークを訪れると、その街並みの雰囲気にクラシックな印象をもつ人が多いそうです。 マンハッタンのビル街もそうですし、タウンハウスが建ち並ぶ住宅街についても、新しいというよりは むしろ古い印象をもつのは、その素材のせいもあるかもしれません…
現場の帰りに大磯の海に立ち寄ったとき、ふとあるひとつの住宅作品のことが思い浮かびました。 フランスの建築家ル・コルビュジエが、母親のためにつくった小さな家のことです。 大学の建築学科に入学すると、啓蒙活動のようにル・コルビュジエこそが巨匠だ…
施主からいただいたきれいなマスカット。 マスカットを受ける器は、陶芸家の施主がつくった作品。 器の置かれたテーブルは、長年のつきあいの家具職人によるもの。 目の前にあるものを見ながら、仕事を通して関わりのある方々の顔が思い浮かぶというのは、幸…
東京・世田谷区で「経堂の家」が建築中です。 この日は構造の検査を行い、いよいよ大工さんの工事が本格化していきます。 写真に写っているトップライト(天窓)のあるスペースは屋外テラス。 大きな屋根が掛かっているのだけれども、庭に向けて開放され、さ…
「上池台の家」は、姉と弟それぞれのファミリーのための2世帯住宅です。身内がずっと暮らしてきた土地での建て替えにあたり、京都の出身のお姉さんは、でしゃばる佇まいにはしたくない、とのこと。 ちょっと坪庭とかあるといいな。 そして、庭木はなるべく…
今日は大磯の現場で工事打合せ。工事が始まる事前に、詳細に至るまでよく検討しておいたので、現場でこれといった問題が生じるわけではないですが、それでも、検討が足りていなかったと思うことはやはりあるものです。 大工さんや工事監督さんから指摘を受け…
大磯の現場では、家の形や窓の位置がだいたい見えてきたところで、施主を交えて庭づくりの打ち合わせを行いました。 桂離宮のようにジグザグと雁行する間取りに絡むように、雑木の庭をつくっていく予定です。 工事の途中から何度も植栽の打ち合わせをする機…
ぼくの設計アトリエの掛け時計。 デンマークのデザイナー アルネ・ヤコブセンが1943年にデザインしたもの。 STATION と名付けれている通り、駅舎のためにデザインされたそうです。 当時は手描き風の柔らかなフォントがデザインの主流だったそうですが、…
質感の美しい玄関ドアを造りたいものだとつねづね思います。 長年そこにあったかのような、重厚で、しっとりとした風合いがあって愛着のわくドア。 写真のドアはラワン材を用いたオリジナルで、防腐塗料で着色しています。 丁番はフランス丁番というレトロな…
猛暑が続きますが、その前は梅雨の長い雨の日々。 雨の日もいいんですよ。 そんなお言葉も頂戴しながら、蕨市に建てた小住宅の一年点検に伺いました。 目立った不具合も無くてひと安心だったのですが、それ以上に、その何とも言えず癒される雰囲気が印象的で…
妻の実家から夏野菜が送られてきました。 家の菜園で採れた無農薬の夏野菜は色とりどり。 あか~。 きいろ~。 みどり~。 小2になるぼくの息子はダウン症で、ゆっくりゆっくり育ってきました。 夏野菜を見ながら、たしかめるように色を読み上げます。 と言…
練馬 梅園の家に、シンボルツリーが植わりました。選ばれた樹種はアオダモの株立ち。幹に縞模様が入っているのが特徴で、落葉した後も、佇まいが美しいのが特徴です。 この家は設計の当初から、シンボルツリーが傍にある2階の窓辺で過ごすことをイメージして…
「月見台の家」は、その名の通り風流な名のと土地に建つ家です。 小高い丘の上にある立地からは、昔はきれいに月が眺められたのでしょうか。 この家ができあがったのはもう10年ほど前になります。 家を「暮らしの道具」と見立てて、良い道具がそうであるよ…
梅雨の間隙を縫うようにして、大磯の現場では棟上げしました。 大磯の地山を背景にして建つ平屋の家です。 建て主は、雑木の庭を楽しむ暮らしを前提にこの土地を求めました。 ですから計画の当初から雑木の庭と一体的になった家づくりを進めてきました。 造…
20年ぐらい前だったか、もうずいぶん前のことですが、印象的なテレビCMがありました。 曇天の空から小雪が舞い降りてきて、それを見た男性がいそいそと家路につくところからCMは始まります。 玄関にたどり着き室内に飛びいるや、暗い廊下をどんどん奥…
ぼくが師・村田靖夫の設計アトリエで最初に担当した18年前の住宅。経年で劣化したところを直し、また元気な姿になりました。 家守りのお役目は、設計した村田さんからスタッフだった僕のところに。 施工は、当時の監督さんが引退し、その後輩監督へ引き継…
ヴェネツィアは観光の街ですから、明るく賑やかな雰囲気が似合います。 でも、そんな明るく賑やかなヴェネツィアの姿とは別に、多くの文学やコラムや映画や写真では、ヴェネツィアの孤独で虚無に満ちた気分を浮かび上がらせ、それをヴェネツィアが本来もって…